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その光琳の名は、国宝「紅白梅図屏風」とともに思い出される。それは単に代表作などというものではない。光琳その人の化身であり、光琳はこの二曲一双屏風によりはじめて〈光琳〉となるのだ。その〈光琳〉は絢爛豪華なため復刻が不可能とされていた。それを可能にしたのは、現代の最先端の印刷技術ではなく、京都の伝統技術である西陣織であった。いっさいの妥協を許さない職人業によって〈光琳〉はよみがえったのである。