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原本そのままの復刻版を、直近に拝読できることは親鸞聖人遠忌七百五十年を控えた今だからこそ実現したものです。龍谷大学名誉教授 千葉乗隆(ちば じょうりゅう)


現在、聖人のお手紙は、直筆と書写本を合わせて四十三通(このほか「いや女譲状」一通)が知られており、その中で直筆本は十二通である。
直筆本は真宗大谷派東本願寺に一通、真宗高田派専修寺に七通、浄土真宗本願寺派西本願寺に四通、所蔵されている。

十二通のお手紙は、いずれも八十歳前後にしたためられたもので、親鸞聖人円熟期の思想と生活の有様を如実に察知することができる。
三本山に所蔵の聖人の手紙を完全復刻することは初めての試みで、親鸞聖人遠忌七百五十年を控えた今、原本そのままの復刻版を、直近に拝読できることは、まことにありがたいことである。

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