1923年(大正12)、西本願寺の宝物庫から親鸞聖人の妻にあたる恵信尼晩年の
書状10通が発見されました。書状は末娘の覚信尼にあてた手紙で、
親鸞聖人の晩年を知る上で貴重な資料でした。以後、真宗の信仰に深く影響を
およぼした法宝物が徹底考証・分析され、今日の真宗史研究の一大成果をみます。
この成果の結実として『真宗重宝聚英(しんしゅうじゅうほうしゅうえい)』
全10巻は、誕生しました。600点を越える法宝物をカラー図版で収め、
真宗信仰の原点からその流れを体系的にとらえました。元来真宗は、他力念仏一筋の
教えとしますが、自らの信心を深める機縁、仏徳讃嘆の思いで法宝物を礼拝して
きたといえるでしょう。これは、目で見る真宗信仰の一大集成です。
|