2007.6.1

五重塔、謎の物体


東寺といえば、やはり五重塔。日本一高い国宝の五重塔です。
高さは57メートル。ちょっと前まで京都の建物は、この五重塔より高く建てることができなかったそうです。景観をたいせつにしたんでしょうね。いい時代ですね。
現在の建物は、1935年に焼失後、1641年に徳川家光により着工。1644年に再建されました。
すでに363年。


近づいてみると、かなりの重厚感。大きいです。
空を見上げているよう。
そのときです。
一層目、軒のとこに何やら生き物らしい謎の物体を発見。
???

それも四隅に、います。大きな屋根を担いでいる?
生き物?

さっそく調査開始。
「五重塔の軒にいる謎の物体はなんですか」
と、観光に来た方に聞くわけにもいかず、東寺の本で調べてみました。
すると、すると。
邪鬼、でした。
彫刻された邪鬼。

でも、なんで五重塔の四隅に邪鬼を置いたのか?
飾り?
守護神?
魔除け?
答えは、すべて×。

では解答します。
邪鬼は、架空の生き物。あまのじゃくは邪鬼から転じたもの。反抗する、反発するという意味ですよね。
「あの人あまのじゃくだよね」と社内でささやきあったり。あまり好まれる人物像ではありません。
その、あまのじゃくを江戸時代の大工さんは利用しました。
あまのじゃくの反発する力で、軒を支えたらどうか?
しっかり支えてくれるだろう、と。

すごい名案ですよね。
そこで、一層目の軒に四体の邪鬼を配したそうです。
よく見ると、背中で支えているものあり、肩に担いでいるものありと、必死で、軒を支えています。

あまのじゃくは人には好まれませんが、じっと見ていると、なんだか好感が持ててきます。

いかがですか、あなたの周辺にいるあまのじゃく、その反発する力を利用してみては。


 

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